管理人のありあけです。
今回はおすすめ漫画『葬送のフリーレン』のおすすめポイントを紹介していきます。
ずばり『葬送のフリーレン』とは
大迫力シーン | |
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ほっこり | |
エモさ | |
おすすめ度 |
という斬新な後日談ファンタジーです。
『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ)は「週刊少年サンデー」にて、2020年22・23合併号より連載中です。
エモい漫画が読みたいひと
ほっこりしたいひと
世の中捨てたものじゃないよなって思いたいひと
この記事には原作の一部が掲載されています。
記事は宣伝効果による著作権者の利益増加とネタバレによる利益減少を考慮して掲載しております。
管理人と制作側がwin-winになればいいなと考えております。
制作側からの指摘があれば画像・記事は削除する前提で引用しています。
『葬送のフリーレン』ってどんな漫画?
魔王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレン。彼女はエルフで長生き。
勇者・ヒンメルの死に何故自分が悲しんだのかわからず、人を “知る” 旅に出る。
フェルン、シュタルクと “魂の眠る地(オレオール)”、今は魔王城がある場所を目指す。
英雄たちの “心の内” を物語る後日譚ファンタジー!
〜サンデー公式より一部引用〜
『葬送のフリーレン』はヒット確実な後日談ファンタジーです!
おすすめポイント3つ
エモさ満載の後日談ファンタジー
あだち充臭を感じる作風
登場人物はみんないいやつばかり
フリーレンの成長と物語の結末
一つずつ語っていきます
エモさ満載の後日談ファンタジー
『葬送のフリーレン』は魔王を倒したあとの後日談ファンタジーです。
わりと序盤からバトル描写もありますが、思い出を振り返りながら旅をするエモーショナルな(感動的な)エピソードが多いです。
エモさと笑いとほっこりがメインなので、修行をして強くなるとか、最強や英雄を目指す成り上がり物語ではありません。
旅の途中、他人との出会いの中で、かつてのパーティとの旅を思い出しながら気づきを得ていきます。
あだち充を感じる作風
『葬送のフリーレン』は『タッチ』の作者「あだち充」先生と作風が似ています。
静かなテンポで淡々としたコマ割りやセリフ回しが多いです。
ワンピースやナルトみたいに激情を駆り立てる大迫力の見開き絵はありません。
バトルシーンはフリーレンもフェルンも無表情での描写が多いです。
その代わり、会話においては表情が乏しいことが逆に良い方向に働いています。
無表情を1コマ入れることで心情を読者にゆだねる余地をもたせているからです。
引き算で表現された巧みな描写が多く見られます。
登場人物はみんないいやつばかり
『葬送のフリーレン』では登場人物はみんなすごくいいやつです。
第一印象が「う〜ん」な奴も結局はみんないいやつばっかりなんですよ。
特にテンゲンなんて最高です。
宮廷魔道士として力も地位も権力を持っていて、一見偉そうな老害なんですが、実は漢の中の漢です。
命懸けで試験に挑むのは、一級魔道士になりことでしか立ち入れない故郷の妻の墓参りに行くためだと明かされます。
そこからそれより前のセリフを遡ると全てやさしさからきていることがわかります。
根っから悪いのは魔族だけです。魔族だけはマジで救いようがありません。
フリーレンに「魔族が人語を話すのは人間を理解するためではなく、欺くために過ぎない」といわれる存在です。
第14話で魔族との会話が描写されますが、言葉を相手を騙すときに使う「発音の羅列」として扱っているのがわかります。
人間が狩りをするときに、その動物の声真似をして誘い出そうとするのと同じです。発している内容に意味がないのですね。
結局いいやつばかりの人類とは対照的に描かれています。
フリーレンの成長と物語の結末
フリーレンの成長
『葬送のフリーレン』はフリーレンの成長の物語です。
フリーレンは1000年以上生きる長寿のエルフなので、時間感覚が人間と大きく違います。
また寿命がすぐに尽きてしまうことから人間を積極的に理解しようとしませんでした。
結果的に過去の旅の10年間を無為に消費してしまいます。
ヒンメルが死んだときに初めてそれを深く後悔します。
そこで未知の魔法を探しながら、人間を知るための旅を始めます。
ハイターが死ぬ直前にはフェルンと最後までそばにいるように諭すなど後悔を活かしていることがわかります。
ハイターが死ぬ前にも関わらず、別れを悲しみ涙を流すフリーレンは物語の序盤から変化がはじまっています。
エルフの戦士に人間との時間感覚を指摘されるとすこし不機嫌にもなりました。
老ドワーフの記憶の齟齬に訂正をいれず「忘れた恋人との約束を守り続けるドワーフ」のことを未来に引き継いでいく約束をしました。
他人との関わりを一つ一つを大切にするようになっていくのです。
物語の結末はどうなるのか
『葬送のフリーレン』はどういう結末をむかえるのでしょうか?
アイゼンとフランメに導かれ、フリーレンは死者であるヒンメルと話すためにオレオールへと旅立ちます。
『葬送のフリーレン』の結末ですが、オレオールでヒンメルと話しても「人間を理解するためにはどうしたらいいか」の答えを多くは語らないと思います。
10年前の勇者パーティの旅で必要な経験はすでにしているのです。
人間を理解するというのは「相手の価値観や考えを自分から知ろうとするかどうか」であることに気づくのです。あくまで個人的な感想です。
まとめ
エモさ満載の後日談ファンタジー
あだち充臭を感じる作風
登場人物はみんないいやつばかり
フリーレンの成長と物語の結末
フリーレンはその独特なテンポやエモいやりとりから大人でも楽しめる漫画です。
休載が懸念されていますが、体調不良などは連載を遅らせてでも回復してほしいと思います。
今日はこの辺で、またね。